通常の部分入れ歯には金属部品が含まれますので金、銀、銅、パラジウム、コバルト、クロム、ステンレス鋼、その他微量な金属元素は金属アレルギーを生じている方には原因となります。したがって金属を使わない方法を選択しなければなりません。

一つの選択肢としてはノンクラスプデンチャーがあげられます。しかし通常ノンクラスプデンチャーといっても入れ歯が沈み込まないようにレストという金属製のストッパーがで組み込まれておりこれもやはり金属アレルギーの方には問題となります。

したがって当院では金属アレルギーの方の場合、この部分をジルコニアというセラミック素材をつかって非金属の部品のみで部分入れ歯を作成することでこの問題を回避しています。近年ジルコニアの歯科における加工技術は飛躍的に向上しこのような部品も作製可能になりました。