平日は夜8時まで、土日祝も診療している平塚市の歯医者さん

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BP製剤

ご存知ですか?

抜歯後8週間以上たっても骨が露出している状態の写真

骨粗鬆症のお薬ビスホスホネート製剤(BP製剤)を服用中の際にはきちんと口腔清掃を歯ブラシで行っていないと抜歯などの後に顎骨壊死の危険がある場合があります。

2003年に海外ではじめてBP製剤投与と顎骨壊死の関連が指摘され、国内でも発症が報告されるなか、近年BP製剤の服用時の歯科治療において患者さん自身がBP製剤を使用していることをしっかりと歯科医師に受診時に知らせることが大切であることが知識として広まってきています。

整形外科において骨粗鬆症の治療をしている場合の飲み薬として処方されるBP製剤や乳がんや悪性腫瘍、多発性骨髄腫、骨ページェット病などの治療の際に使用される注射や点滴により投与されるBP製剤について以下にまとめました。

国内で使用されている注意すべき代表的なBP系薬剤一覧

経口剤(飲み薬) 適応症 製造販売会社
ダイドロネル 骨粗鬆症、骨ページェット病、その他 大日本住友製薬
フォサマック ボナロン 骨粗鬆症 万有製薬帝人ファーマ
アクトネル 骨粗鬆症 味の素
ベネット 骨粗鬆症 ノバルティスファーマ

注射剤
(注射や点滴により投与されるもの)

適応症 製造販売会社
 アレディア

悪性腫瘍による高カルシウム血症
乳がんの溶骨性骨転移

ノバルティスファーマ 
オンクラスト テイロック 悪性腫瘍による高カルシウム血症 万有製薬帝人ファーマ
ビスフォナール 悪性腫瘍による高カルシウム血症  アステラス製薬
ゾメタ
(最も顎骨壊死の発現率が高いとされています)
悪性腫瘍による高カルシウム血症
多発性骨髄腫による骨病変及び固形癌骨転位による骨病変
ノバルティスファーマ

その他BP製剤ではありませんがランマーク皮下注120mgによりBP製剤と同様の顎骨壊死が現れることがあります。

経口薬よりも注射剤の顎骨壊死発現率が高いとされ、経口薬は約1万人に1人なのに対し注射剤(乳がんなどの際に用いられるBP製剤の場合)は100人に1人くらいの頻度とされています。

顎骨壊死(ビスフォスフォネート関連顎骨壊死:BRONJ))の症状について

骨露出、骨壊死、痛み、腫れ、オトガイ部の知覚異常、膿が出る、潰瘍、歯のぐらつき、深い歯周ポケットなどの症状が現れることがあります。

いずれにしてもお口の中の細菌の感染が大きな引き金になっていることは明らかなので、良好なお口の衛生状態をとにかく保つことが顎骨壊死の予防に有効です。

毎日のブラッシングと歯科での専門的クリーニングで予防していくしかありません。

医師の指示により処方されているBP製剤の服用を自己判断でやめてしまうことは危険なので、まずは担当の医師、歯科医師相談しましょう。

顎骨壊死が発現した場合・・・

口腔衛生状態を良好に保ちつつ、口腔外科でしっかりと定期的に消毒やチェックをしていきながら適切な処置をしていく必要があります。放置せず、ご相談ください。

今後のビスフォスフォネート関連顎骨壊死(BRONJ)に関する展望

現在BRONJの発症メカニズムは明らかではありませんが、症例報告数はおそらく増加し、臨床データが蓄積されることによって医師、歯科医師、口腔外科医、薬剤師、看護師、歯科衛生士、歯科技工士の協力によるチーム医療体制による適切な対策が確立されるであろうと思われます。またBP製剤以外でもランマーク皮下注で同様の症状が発現することから、BP製剤自体が問題なのではなく、骨吸収抑制作用に関与して発生するものと推測されています。いずれにしても顎骨に限定して起こるこの現象は口腔衛生を徹底することにより予防できると考えられていますので、日頃からのかかりつけ歯科医におけるお口の衛生管理を患者様と歯科医師で共同して確立していくことが大事です。