お口や舌の機能を正常化する筋肉トレーニングを行います。
と不思議に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、矯正治療とお口の筋トレ(MFTといいます)は一緒に行うと
矯正期間が短くなったり、治療後の後戻りが少なくなったり、綺麗なかみ合わせが安定するため、多くのの矯正治療を行う歯科医院で取り入れられている治療法です。
歯列矯正の本来の目的は正しいかみ合わせと機能の回復によって健康なからだづくりをすることにあります。
MFTは舌や口の周りの筋肉、呼吸などの正しい機能を改善することができるように導くトレーニングです。
歯列矯正では歯並びはきれいにできますが、機能を改善するわけではありません。
例えば歯並びに影響を与える口の周りの癖や形態には以下のようなものがよく見られます。
上下の歯の間に舌が入りこんで、前歯が噛み合わなくなります。
食べ物を飲み込む時に、口の周囲の筋肉に異常な力が入ることです。これにより出っ歯になったり、下の前歯が内側に倒れたり、上の顎がV字のようになったりしてかみ合わせが悪くなります。
通常呼吸は鼻で行われます。運動中など多くの酸素が必要な時に口呼吸を行いますが、口呼吸の方は平常時でも口で呼吸を行い、いつも口がポカンとあいている状態になります。多くの場合、鼻炎などで鼻呼吸ができないことが多く、耳鼻科での鼻の治療とMFTを並行して改善していく必要がある場合もあります。
唇の周囲には口輪筋という筋肉がありお口を閉じている状態では前歯はこの筋肉に外から抑えられているのですが、いつもお口があいていると舌圧などで前歯は外へ押されるのでバランスが崩れ出っ歯になることもあります。
指しゃぶりが永久歯が出る頃まで残っていると、出っ歯になることがあります。指しゃぶりによって出っ歯、開咬、上顎がV字になったりして、かみ合わせに多くの影響が出ます。4歳くらいまでに指しゃぶりが取れれば歯並びが戻ることもあります。
低位舌とは舌が低い位置にあり下の前歯を押してしまうことによって受け口になりやすくなります。舌は通常上顎に位置していて、舌の力で上顎を広げます。
MFTで正しい舌の位置を覚えることによって受け口が改善されることがあります。低位舌により舌根が沈下していると気道が狭くなり鼻呼吸しにくくなります。そのため口呼吸になります。
下の唇を噛む癖があると下の前歯が内側に倒れ、下の前歯が凸凹になったり、上の前歯が出っ歯になることがあります。
MFTで癖をなおしていくと自然に歯並びが改善することがあります。
詳しくは当院スタッフにおたずねください。おうちでできるトレーニングのやり方をご指導していきます。
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